表題番号:2021C-732 日付:2022/04/08
研究課題点変異体を用いたニワトリクリプトクロム4の光反応機構の解明
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 先進理工学部 助手 大塚 浩晨
研究成果概要

今年度では、鳥類における磁気受容分子候補cCRY4におけるチロシンラジカル形成部位の同定を目指し、その候補と目される位置のチロシンを変異させた変異体を作製した。この変異体の解析により興味深い結果が得られたため、詳細な解析のためにさらに複数の変異体を新たに作製中である。cCRY4の発現・精製系を改良して収量の増加を目指した。その結果、野生型を含むほとんどのサンプルの収量増加に成功し、サンプルの収量は従来に比べて最大約30倍程度まで上昇した。これによって高濃度のサンプルを必要とする種々の解析が可能となり、すでに高速の時間分解能を持つ分光解析に成功している。