表題番号:2021C-730 日付:2022/04/08
研究課題無絶縁REBCO超伝導コイルシステムの健全性監視技術の開発
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 先進理工学部 教授 石山 敦士
研究成果概要

医療用高磁場全身用MRI(磁気共鳴イメージング)やがん治療用加速器に応用するための高温超伝導コイルシステムの実現を目指し、電気絶縁を施していない超伝導線を巻線した無絶縁コイル巻線技術の開発を行っている。そして先行研究において、無絶縁コイル巻線技術により局所的な劣化が発生した場合でも継続して運転できることを示した。一方、実運転を想定すると、新たな局所劣化の発生・拡大などに対する検出法の確立が必須となる。そこで本研究では、実規模コイルシステムを対象に、コイル両端電圧および発生磁場の変化により検出する方法について数値解析に基づき検討し、その可能性を示すことができた。