表題番号:2021C-726 日付:2022/04/04
研究課題地域水系基盤の多元的デザイン実践のための調査手法の開発
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 教授 佐々木 葉
研究成果概要
主に新潟市の福島潟を対象として、都市近郊に存在する湿地が有する地域資源としての価値とその認識を具体化するためのデザイン手法を開発した。①福島潟に流入する水路の歴史的変遷をHLCの手法を用いて可視化し、集水地域の土地利用およびインフラの変遷との関係を類型化した。②福島潟およびその周辺にみられる多様な市民活動をヒアリングも踏まえて把握、類型化した。③これらを踏まえて、都市近郊にある地域水系基盤である湿地をささえる環境と活動の両側面から、潟への関与を促すための市民向けのブックレットを作成した。④エコロジカルデモクラシーのデザインの概念にそって、越後平野の地域デザインのヴィジョンを作成した。