表題番号:2021C-698 日付:2022/03/28
研究課題相互性の社会規範のオンライン・サーベイ
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 政治経済学術院 政治経済学部 准教授 稲村 一隆
(連携研究者) 政治経済学術院 准教授 上田路子
(連携研究者) 政治経済学術院 教授 Veszteg, Robert
研究成果概要

本年度は、まず6月に昨年度の研究成果を1st European Experimental Philosophy Conference (online)で口頭発表した。被験者の文化的な影響をどのように考えているのか、有利・不利の立場の違いを被験者はどのように認識しているのか、といった点について質問が寄せられたが、被験者の視点よりも有利・不利の立場の違いに応じて規範の理解に違いが生じているという本研究の成果自体は参加者の興味を引く内容であったことを確認できた。そこで本年度は、これまでの調査結果が果たして日本語圏以外の人にも当てはまるのかどうか、また被験者が調査内容の人間関係をどのように理解しているのかを調べるため追加実験を企画した。しかし追加実験の実施は翌年度に持ち越した。