表題番号:2021C-676 日付:2022/02/04
研究課題『法華三昧行法』の諸本調査及び「法華懺法」の実修記録調査
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) グローバルエデュケーションセンター 助手 矢島 礼迪
研究成果概要
 新型コロナウイルスの影響もあり、調査は広範には行えなかったが、当初計画していた調査対象のうち、金沢文庫、西教寺正教蔵、天王寺福田蔵、東大史料編纂所にて『法華三昧行法』の蔵書調査をすることができた。その結果、東大史料編纂所所収の『魚山叢書』写真帳から『法華三昧行法』の古本(写本)を発見することができた。また、西教寺と天王寺にて版本の『法華三昧行法』も調査することができ、それら諸本の検討成果は早稲田大学東洋哲学会第38回大会にて発表した。また、法華懺法の実修記録として鎮源撰『法華験記』に注目し、法華懺法の担った儀礼としての役割も検討した。その成果は日本印度学仏教学会第72回学術大会にて発表した。