表題番号:2021C-643 日付:2022/03/04
研究課題運動誘発性筋損傷に対する筋の硬さの影響とストレッチング効果の検討
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) スポーツ科学学術院 スポーツ科学部 助教 平田 浩祐
研究成果概要
運動誘発性筋損傷は激しい運動により生じ,筋肉痛の発生および筋機能の低下を伴う.よって,その影響因子の特定や効果的な軽減方法が求められている.本研究は,筋の硬さと運動誘発性筋損傷の程度の関連およびストレッチングによる運動誘発性筋損傷の軽減効果について,若年男性のハムストリングを対象に検討した.その結果,運動誘発性筋損傷による半腱様筋の硬さの上昇と筋力の低下に相関関係が認められた.また,運動誘発性筋損傷を生じさせる伸張性運動の直前に実施した静的ストレッチングは,運動誘発性筋損傷の程度を軽減させないことが示唆された.