表題番号:2021C-621 日付:2022/03/28
研究課題オンラインカウンセリングにおけるドロップアウト要因の検討と防止介入の効果
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 人間科学学術院 人間科学部 准教授 桂川 泰典
研究成果概要

COVID-19の世界的流行にともない,VCP(videoconferencing psychotherapy)が急速に普及しているが,日本におけるVCPの利用実態に関する研究知見は限られている。また,VCPにおけるドロップアウト要因の検討は不十分であり,特にドロップアウトリスクの高まる面接初期に関する研究はなされていない。本研究では,民間企業において実施されたVCPデータ(4921-622名)を用いて,1-2回目のセッション間のドロップアウト/継続を予測する説明変数の探索を目的として階層的ロジスティック回帰分析を行った。その結果,相談行動や相談内容,セッションの評価によってドロップアウトを予測する統計的に有意な仮説モデルが生成された。