表題番号:2021C-607
日付:2022/03/28
研究課題過労死等労災事案の実態解明に向けた予備的研究
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 人間科学学術院 人間科学部 | 講師 | 岩浅 巧 |
- 研究成果概要
- ※研究課題名の変更について諸般の事情により、研究課題名を変更した。新課題名「スポーツワーケーションの効果に関する定量的研究」【研究の概要】1.目的「ニューノーマル」に対応した地方創生の主要政策として地方創生テレワークやワーケーションが注目されているが、客観的に効果を示すモデルが不在であったため、スポーツワーケーションについて定量的な効果を検証することを目的とした。2.期間2021年10月3日から10月22日までの約3週間(うち、スポーツワーケーション実施期間は10月10日~10月15日)3.場所北海道北見市および北海道斜里町4.効果検証内容スポーツワーケーション実施組9名(約3週間のうち、6日間スポーツワーケーション実施、以下「SW組 」)と通常勤務組35名(約3週間通常勤務、以下「TK組」 )に分かれ、ハピネスプラネット、Light Checker、Fitbit、Web調査により参加者の各種データを取得し、効果を検証した。5.結果概要・SW組は、ハピネス関係度および心の資本ともに上昇し、参加終了後もその傾向が維持された。・SW組とTK組のハピネス関係度・心の資本はスポーツワーケーションによって低下するなどの影響は見られなかった。・SW組は、実施群の就業後のストレスの程度が低い傾向が見られた。・SW組の歩数は、スポーツワーケーション 中は増加、SW組の睡眠は、微増となった。・SW組 は、心理的にも仕事から離れ、仕事とオフというメリハリを持つようになった。また、定期的な運動実施の重要性をより強く感じるようになった。睡眠状況やストレスにも改善傾向が見られた。