表題番号:2021C-586 日付:2022/04/05
研究課題コモンセンス知識の洗練と活用
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 大学院基幹理工学研究科 教授 林 良彦
研究成果概要

人間が持つ常識的な知識を整理した知識グラフの利用が盛んになりつつある.これらの知識グラフでは,ノードの概念名が持つ語義の多義性により知識を連鎖的に利用することが適切でない場合があり,当該知識資源の適切な利用を妨げる要因となっている.今期は,具体的な知識資源として ConceptNet と呼ばれるクラウドソーシングを用いて構築されたコモンセンス知識グラフを取り上げ,知識パスを構成する基本要素である2つの知識トリプルの連鎖の要となる単語概念の多義性を評価することにより知識トリプル連鎖の妥当性を推定する方式を実現し,その評価を行った.(査読付き国際会議:1件,科研費採択:1)