表題番号:2021C-570
日付:2022/04/08
研究課題量子重力の粗視化された性質の探求
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 先進理工学部 | 講師 | 宮下 翔一郎 |
- 研究成果概要
- 重力の量子論については未だ完全な定式化は存在せず、重力系の量子力学的ダイナミクスを追うことは現時点では出来ていない。しかしながらある程度粗視化されたダイナミクスについては統計力学の手法によって理解できるということが知られている。本研究では昨年度に引き続きその手法を用いて正の宇宙項の場合や物質と結合している場合の(熱)平衡状態について考察した。特に、電磁場と結合した場合についても調べ、Hawking-Page相転移が起こることを示した。