表題番号:2021C-559 日付:2022/04/05
研究課題脳内へのコレステロール蓄積量評価系の構築
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 先進理工学部 助教 足立 ちひろ
研究成果概要

本研究では、脱髄時に髄鞘の崩壊により脳内の細胞へコレステロールが蓄積するという仮説を検証するため、実験系の構築を試みた。コレステロールは細胞膜に豊富に含まれることから、脱髄時のコレステロール増加は細胞膜で起きると考え、細胞膜コレステロール量の定量を目指した。細胞膜コレステロールを可視化するセンサータンパク質を精製し動作確認を行なった結果、培養細胞へコレステロール刺激をした際に3-5倍に増加することを確認できた。今後は本センサータンパク質を用いて、脱髄時の脳サンプルでコレステロール量の定量をおこなっていくことを計画している。