表題番号:2021C-542 日付:2022/03/21
研究課題機械学習を用いた快不快感の発生トリガー解明に関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 助手 深和 佑太
研究成果概要
ワークプレイスにおける執務者の環境満足度は、温熱、光、空気質などの室内環境品質に影響を受けている。本研究では、空間印象が満足度に及ぼす影響を明らかにすることを目的とし、ベイズ推論を用いて空間印象を考慮した満足度予測モデルを構築した。日本におけるオフィスの実測データベースを用いて、実測値から環境満足度を予測するための回帰式を導出した。満足度予測のための回帰パラメータの事後分布はPyStanを用いて推定された。実測値から予測される総合満足度の分布は、満足度分布の真値と概ね一致した。今後、さらなる分析や予測モデルの改良を行い、日本建築学会環境系論文集や海外ジャーナルなどの査読付き論文集に投稿を行う予定である。