表題番号:2021C-523 日付:2022/03/09
研究課題tt*戸田方程式の局所解の漸近展開パラメーターのLie環の表現論による意味づけ
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 基幹理工学部 助手 金子 吉樹
研究成果概要
複素射影空間の量子コホモロジーからtt*-戸田方程式の解を得られることが物理学者のCecottiとVafaによって主張された。これを受けてM.Guest氏らは量子コホモロジーから得られるDubrovin接続を含む形のDPWポテンシャルを考え、DPW法を通じてtt*-戸田方程式を得ている。2020年度において、minuscule weightから生じる等質空間がtt*-戸田方程式の局所解に対応することを示した。これらをまとめて現在、投稿中である。2021年度においては、これらの内容を発表するとともに、Stokes dataが整数となるInteger Stokesの条件について調べ、一部特定することができた。この内容は現在、波照間氏と共同研究中である。