表題番号:2021C-479 日付:2022/02/25
研究課題学びのユニバーサルデザインを実践した授業者の授業観の変容分析
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 教育・総合科学学術院 教育学部 助手 松戸 結佳
研究成果概要
学びのユニバーサルデザイン(UDL)を継続的に実践している本邦の授業者を対象に,インタビュー調査を実施し質的変容分析を行った。第一研究では,エンカレッジスクール(ES)に指定された都立高校にて著者によるUDLコンサルテーションを受けた国語科教師2名を対象に,UDL実践がもたらす授業者の変容をM-GTAにより分析した。結果,ESでの授業に行き詰まり「出口の見えない手詰まり感」を抱えた状態から,UDL実践に「手ごたえ」を得て,今後の授業の「展望を開く」ようになるまでのプロセスが見出された。第二研究として,小学校・中学校・高等学校のUDL実践者にインタビュー調査を実施し,授業観の変容プロセスについて論文化を進めている。