表題番号:2021C-475 日付:2022/02/22
研究課題映像を用いたスペイン語の子音の読みの帰納的指導の効果検証
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学学術院 文学部 准教授 中島 さやか
研究成果概要
スペイン語の発音と綴りは容易であると言われるが、実際には中上級レベルに達した学習者にも間違いが数多く観察される。本研究では、初級レベルでも帰納的に読みを習得する機会を得た学習者は、演繹的な指導を受けた学習者と比較して正答率と定着度が高いことに注目し、意味と発音を同時にインプットする映像(GとJを含む単語を使用)と発音と綴りの規則を導くためのクイズを用いた方法を指導に組み込むことにより、規則の理解と応用力を上げることができるかを検証した。結果、この方法は規則の理解を補助する役割は果たすものの、初見の単語を正確に発音する応用力を短期的に獲得させるまでには導けないということが確認できた。