表題番号:2021C-463 日付:2022/03/21
研究課題『懐風藻』の検討を中心とした上代日本の文筆活動の研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学学術院 文学部 教授 高松 寿夫
研究成果概要
『懐風藻』の本文に対して、諸本の本文状況、これまでの研究史・注釈史を踏まえつつ、語や表現の用例についてより詳細な指摘を心がけた注釈を作成した。今年度は、65番詩詩序(詩番号は古典大系番号)に対する注釈を作成した。作品の内容に対して理解を深めるとともに、それぞれの作者が背景とする教養や語彙についても、知見を深めることができた。注釈は、グループで行っている『懐風藻』の全注釈作成の作業の一部として近い将来に公表の予定である。また、得られた知見については、学会で報告したり、論文として公表したりすることができた。