表題番号:2021C-456 日付:2022/04/05
研究課題初期分析哲学史における「構成」概念の探究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学学術院 文学部 准教授 伊藤 遼
研究成果概要
本特定研究課題は、分析哲学、すなわち、現代の英語圏を中心とする哲学の営みの出発点の一つともなった「外部世界 external world」の実在性をめぐる論争の内実を文献学的な探求を通じて整理することで、分析哲学の創始者の一人であるバートランド・ラッセルが提示した外部世界の「論理的構成 logical construction」という考えに対するより正確な理解を得るものである。
 この課題への取り組みの成果は、国内外の学会にて、査読付き発表(Society for the Study of the History of Analytical Philosophy, 7月, Vienna/online)と招待講演(日本ホワイトヘッド・プロセス学会10月、オンライン)という形で公表されている。