表題番号:2021C-454 日付:2022/04/08
研究課題中世曹洞宗関係史料の調査・集積・整理
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学学術院 文化構想学部 助手 山口 啄実
研究成果概要
 2021年度は特定課題研究助成費を利用して、曹洞宗大本山總持寺が所蔵している『大本山總持寺文書』の資料集成や(『新修門前町史』)、曹洞宗寺院の多い加賀・能登の地域社会に関する史料集など(『加能史料』)、中世の曹洞宗寺院に関係する史料集や研究書の収集を行った。これら資料収集の成果の一部として、2021年9月の日本古文書学会大会にて「中世後期の地方禅院における仏事と運営―丹波天寧寺を中心に―」という題目で研究報告を行った。また論文誌『人民の歴史学』230号(2021年12月)にて「「林下」再考―中世後期の禅宗と室町幕府―」という論文を発表し、曹洞宗を含めた中世禅宗に関する学説を再検討した。