表題番号:2021C-452 日付:2022/03/08
研究課題南魚沼市の子どもの遊びの現状とCovid-19の影響調査
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学学術院 文化構想学部 教授 高野 孝子
研究成果概要
本調査から、COVID-19の感染拡大が子どもたちの活動や心身に深刻な影響を与えていることがわかった。子どもたちは、友だちと体を動かしながらの遊びや活動が大幅に減った。代わって家の中で一人でできるゲームやネット視聴、漫画などの時間が増加した。回答には、思うように活動できなかったり、楽しみにしていた行事や旅行がなくなったりしたことの失意が記述され、子どもたちの我慢や抑圧下のストレスは、心身の不調の増加として表れているようだ。すでに2年間の制約の中にいた子どもたちの健全な成長のためには、大人たちがさらに知恵を絞る必要性を今回の調査結果は明らかにした。