表題番号:2021C-422 日付:2022/04/05
研究課題新型コロナウイルス危機のマクロ経済分析
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 政治経済学術院 政治経済学部 准教授 久保田 荘
(連携研究者) 早稲田大学 准教授 遠山祐太
(連携研究者) 早稲田大学 教授 大西宏一郎
(連携研究者) 豪クイーンズランド大学 上級講師 田中聡史
(連携研究者) マネーフォワード・ラボ 研究員 兼田充
研究成果概要
本課題について、私は2020年に交付された10万円特別定額給付金の政策効果検証、及び感染症と経済の融合モデルを用いた緊急事態宣言の分析を行った。前者について、みずほ銀行口座データ、およびマネーフォワード社の家計簿アプリのデータを用いて、給付金支給後の人々の消費行動変化を測定した。その結果、10万円のうち平均で2,3万円程度が消費されたこと、また流動性制約の影響が大きかったことなどが分かった。後者については、世界的に急ピッチで開発が行われた、感染症疫学モデルとマクロ経済モデルを融合した疫学マクロモデルを用いて、緊急事態宣言の感染・経済効果の政策シナリオ分析を行い、新型コロナウイルス感染症対策分科会へ結果を提出した。