表題番号:2021C-411
日付:2022/04/05
研究課題自由概念に依拠したデモクラシーの非道具的擁護論の批判的検討
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 政治経済学術院 政治経済学部 | 助手 | 小林 卓人 |
- 研究成果概要
- 2021年度には以下の課題に取り組んだ。(1)自由概念の諸構想から民主政を非道具的に擁護する議論を批判した。研究成果は博士論文の章としてまとめたが、査読誌『政治思想研究』にも投稿予定。(2)エピストクラシー(知者の支配)の擁護論で提示される「有能な選挙民への権利」の性質を検討した。進捗は日本政治学会で報告し、現在は査読誌への投稿のため論文化している。(3)社会的平等と政治的不平等の両立可能性を検討する論文をプリンストン大学の院生カンファレンスで報告したのち、国際査読誌に投稿。現在は一時査読結果の通知を待っている。