表題番号:2021C-408 日付:2022/04/08
研究課題シニア市民のためのメディア・リテラシーワークショップの構築
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 政治経済学術院 政治経済学部 教授 高橋 恭子
(連携研究者) FCTメディア・リテラシー研究所 理事長 西村寿子
(連携研究者) フェリス女学院大学 非常勤講師 田島知之
研究成果概要
本研究は、虚偽も含め雑多な情報があふれ、真実が犠牲になる「ポスト真実」の時代において、これまでのメディア・リテラシーは機能するか、機能するならば、高齢者がデジタルメディア社会を主体的に生きるためのツールとして、メディア・リテラシーを活用できるかという問題意識を持つ。第一のステップとして、情報を選別する新たなリテラシーとして近年注目される「ニュース・リテラシー」講座などの内容を吟味し、今後のリテラシーとして学ぶべき要素を抽出し、従来のメディア・リテラシーに複合させ、ワークショップのプログラムを試案した。この試案をもとに、シニア層と学生を対象に実験的ワークショップを実践した。ワークショップは多様な意見の交流を促進するツールとして有効であることが実証されたが、幾つかの課題も浮上した。今後はワークショップの実践を繰り返しながら、プログラムを修正していく。