表題番号:2021C-403
日付:2022/04/09
研究課題データ科学の応用による生成確率モデル構築に基づく情報理論的に最適な無歪み画像圧縮
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | データ科学センター | 講師 | 中原 悠太 |
- 研究成果概要
確率モデルの構築による情報理論的に最適な無歪み画像圧縮に向けて,前年度までに開発した基本確率モデルを階層ベイズモデルとして拡張した.さらにそのハイパーパラメータを変分ベイズ法によって学習するアルゴリズムを開発した.階層ベイズモデリングと変分ベイズ法を無歪み画像圧縮に適用した研究は私の知る限りこれが初めてである.その結果,圧縮率にも改善がみられた.この成果は2021年10月のInformation Theory Workshopで報告した.2019年度に得られていた四分木領域分割確率モデルに関する成果に厳密な証明と追加の実験を加えた成果が,英文論文誌に採択された.さらに,領域分割を表す四分木を非全分木に拡張した最新の成果は2022年3月のData Compression Conferenceに採択された.