表題番号:2021C-387
日付:2022/02/24
研究課題染色体構造の制御基盤から探る高齢不妊の分子実体
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 高等研究所 | 講師 | 角井 康貢 |
- 研究成果概要
本研究課題は、高齢不妊の背後に潜む生物学的原因探究のため、配偶子形成を担う減数分裂における染色体の三次元構造の制御メカニズムの解明を目的とした。DNAシークエンス解析(Hi-C)により、染色体の三次元構造は、顕微鏡を超えた高解像度の立体情報が得られる。これまで大多数の細胞を用いて行われてきたHi-Cを利用して、細胞ごとに異なる染色体構造を明らかとするために、1細胞から回収した染色体ゲノムDNA由来のDNAシークエンスライブラリーの作成を行なった。本手法の開発により各細胞の染色体構造を1細胞レベルで可視化できるようになるため、本研究成果は、高齢不妊と染色体構造の繋がりを明らかとするための礎を構築したといえる。