表題番号:2021C-362 日付:2022/02/02
研究課題高大接続に関する数学教材の開発について
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 高等学院 教諭 清水 英太
研究成果概要
アメリカの高大接続科目であるAP Calculusを参考に、自然現象への応用を念頭にした授業教材について研究・開発を行った。抽象的な極限概念と計算技術に陥りがちな微分の学習において、人口増加の数理モデルを紹介し、Excelを用いることで生徒の学習意欲を高め、大学進学後を想定して特に微分方程式の理解を深める教材を作成した。その成果について日本数学教育学会第52回・53回秋期研究大会において口頭発表し、論文が研究集録に掲載された。2021年度は生徒の文系・理系の志望ごとの学習時の特性を、同一の数理モデルを用いた授業を実施して比較・分析し、それぞれの特性に基づくより効果的な教材を開発するというテーマで引き続き研究を行った。