表題番号:2021C-278 日付:2022/03/29
研究課題所沢キャンパスに隣接する狭山湖周辺の約100年間にわたり非人為影響下だった二次林の構造解析
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 人間科学学術院 人間科学部 准教授 平塚 基志
(連携研究者) 人間総合研究センター 招聘研究員 大久保敏宏
研究成果概要

所沢キャンパスに隣接する山口貯水池(以下、狭山湖)は、約100年前に狭山丘陵の中央部に造成された。その周辺には関東地方に典型的なコナラ二次林が分布しているが、狭山湖造成後は水源林としての管理のため基本的に人為影響が及ばないように管理されてきた。このため、狭山湖周辺のコナラ二次林の構造を明らかにすることは、今度に増加すると考えられる放棄されたコナラ二次林の将来像を検討する上で有益となる。本研究では、そうした狭山湖周辺のコナラ二次林を対象に、下草刈りや薪炭材の収集といった人為影響が、約100年後においてレガシーとしてどのような影響を及ぼし続けているか(レガシーエフェクト)を解析した。