表題番号:2021C-262 日付:2022/04/29
研究課題傷病労働者の適正処遇実現にむけた労使対話システムの構築
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 社会科学総合学術院 社会科学部 准教授 鈴木 俊晴
研究成果概要
 2021年度も新型コロナウイルス感染症の影響下にあったが、前年度に引き続き、テレワークなど労働形態の変化が、労働者の健康管理にどのような影響を及ぼし得るかという観点から、研究を行った。政府は「自宅等においてテレワークを行う際の作業環境を確認するためのチェックリスト(労働者用)」を活用すること等により、労働者が自宅等の作業環境に関する状況を報告することを求めている。併せて、継続的な労使コミュニケーションを図ることで、協力して改善を目指すことの重要性を説いている。使用者が安全配慮義務違反に問われないためには、マネジメントシステムを活用しつつ、拘束性の低いテレワークを実現できるかが焦点となるだろう。