表題番号:2021C-261
日付:2022/04/05
研究課題ヒトの全ゲノム解析にかかわる倫理的・法的・社会的課題の研究
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 社会科学総合学術院 社会科学部 | 准教授 | 横野 恵 |
- 研究成果概要
ヒトの全ゲノム解析に伴う倫理的・法的・社会的課題について主に文献調査や関連分野の専門家との意見交換の方法により調査研究を行なった。とくに,二次的・偶発的所見の取り扱いやゲノム解析結果の解釈が変更された場合の取り扱い,そしてゲノム情報による差別の問題について,米国人類遺伝学会(ACMG)の議論等を中心に検討した。これらの検討の成果は,厚労科研課題(「全ゲノム解析を基盤としたがんゲノム医療の実装に向けた患者還元,解析・データセンター,ELSI体制構築についての研究」(21EA1101)の成果と併せて,政策提言の検討に活用し,厚生労働省全ゲノム解析等の推進に関する専門委員会においても報告を行なった。