表題番号:2021C-236 日付:2022/04/08
研究課題災害廃棄物処理におけるソーシャル・イノベーションの創発要因とメカニズム分析
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 大学院環境・エネルギー研究科 助教 李 洸昊
研究成果概要
近年災害が多発しており、それによる被害も甚大化している。特に、災害によって大量に発生する災害廃棄物の処理・処分は市町村において大きな課題となっている。災害廃棄物の迅速かつ適切な処理は、早期復旧や復興においても重要であるが、それを実現するための連携体制の構築はまだできていないところが多い。災害廃棄物処理の先進事例からでは、多様なアクターの参加体制、災害時における協定の締結等により、平時における事前の備えの連携体制が構築されていた。その結果、災害廃棄物処理計画の事前策定、分別の高度化や適正処理技術により、迅速かつ適切な処理が行われていた。このような点がソーシャル・イノベーションであると考えられる。