表題番号:2021C-197 日付:2022/11/01
研究課題大質量星の重力崩壊の一般相対論的第一原理シミュレーション
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 先進理工学部 教授 山田 章一
研究成果概要

本年度主に取り組んだのは以下の点である。

⑴球座標上で定式化したBSSN型式とimplicit Runge-Kutta法によるアインシュタイン方程式ソルバーのテスト計算を進めた。

⑵ボルツマンニュートリノ輸送により、原始中性子星内の対流を一般相対論的に計算し、対流がニュートリノ光度の増加を引き起こすことを示し、論文として投稿中である。

⑶ボルツマンコードを用いて得られたニュートリノ分布をディープラーニングの手法で学習させ、論文として発表した。

⑷高速自転する大質量星の進化計算を質的に改善するべく、独自のラグランジュ的定式化に基づく一般相対論的平衡形状の数値的作成についに成功し、現在論文投稿中である。