表題番号:2021C-175
日付:2022/04/14
研究課題井桁構造による電気化学デバイス微細界面シートの開発
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 創造理工学部 | 教授 | 中垣 隆雄 |
- 研究成果概要
- SOFCの普及には,単セル出力密度向上による原材料費削減が必要である.SOFCの電気化学反応は電極・電解質間でガス,酸化物イオン,電子の各ネットワークが断裂なく有効な三相界面(TPB)でのみ生じる.三次元的なTPBパスの拡大による出力密度向上を図るべく,井桁構造による電気化学デバイス微細界面シートの作製方法の確立を目標とした.水溶性および熱可塑性の樹脂で構成された型に二材料を順に充填し,二段階の除去工程を設け,所望の構造を得る.材料には除去工程で溶解しない分散媒,バインダーに決定し,高充填化,焼結に伴い各成分割合を調節し,線径幅が500 µmの二部材井桁構造体を作製出来た.さらに井桁構造介挿セルとの性能比較を可能とするYSZ平板型単セルを作製した.