表題番号:2021C-173 日付:2022/04/15
研究課題コンピュータ・エージェントの行動生成のための早期環境認識の研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 教授 大谷 淳
研究成果概要
エージェントが限られた時間の中で認識を行い、その結果から他の主体の行動を決定するシステムの例として、複雑化した手術の工程を早期認識して、手術スタッフあるいは看護師ロボットに伝える方法の実現に資する技術の実現を目指す。具体的には、手術に参加する複数の人物を個別に特定する方法の検討を行った。手術環境において手術着を着用した人物を識別するために、動画像から手術着を着用した人物の骨格を取得し,これに深層学習を適用することにより、人物を特定する方法を提案し、実験により検討した。動画像中の人物の2次元的姿勢をOpenPoseにより推定し、深層学習により3次元姿勢を得る。20名を用いた識別実験の結果、80%の識別率を達成した。