表題番号:2021C-170 日付:2022/04/06
研究課題モニタリングに基づくコンクリート橋上部構造の残存耐力評価
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 教授 佐藤 靖彦
研究成果概要
 本研究では,FBGセンサから得られたひずみ挙動と3次元有限要素解析結果を比較することで,橋梁の全体モデルに対して車両荷重と温度と風の影響を再現できる作用のモデル手法を見出した.この方法を用いれば累積損傷度を把握できる.また,サンプリングカメラではなく,一般的な一眼レフカメラを用いたモアレ解析による変位計測の精度を明らかにした.桁の変形を含む床版の面外方向変位は,床版の損傷度指標としては適していないこと,面内変形の形状は,残存耐力を評価できる可能性が高いことを見出した.