表題番号:2021C-164
日付:2022/04/06
研究課題農産物の季節離れ時期における需要推定モデルの構築
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 創造理工学部 | 講師 | 松野 思迪 |
- 研究成果概要
- いつでも食べられる需要や年中行事に組込まれた特殊需要の増加への対応のため,冷凍貯蔵やハウス栽培などの技術が導入されている.技術導入の意思決定の一環とする費用対効果分析を行うため,果実の季節離れ需要の把握を本研究の目的とする.本研究では,生食用桃を対象として,現状の供給期間以降の3ヶ月間の代表的果実の味覚属性が各種果実の果実全体需要に占める割合に与える影響をデータ解析で考察することで,味覚属性に基づく需要推定モデルを構築し,生食用桃の味覚属性に対する評価による潜在需要の推定を行った.特殊需要や競合品との価格差による影響,普及や類似品との相互影響などの長期的視点に基づく分析を今後の課題とする.