表題番号:2021C-163 日付:2022/04/15
研究課題ポストコロナ時代の観光マネジメントへの数理科学的アプローチ
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 准教授 蓮池 隆
研究成果概要
コロナウイルスによる影響が甚大でありながらも,Withコロナを目指して様々な施策が提案されている観光分野において,観光地で有名な京都,大阪周辺地域の現状を実地調査するとともに,Withコロナにおいて着目される混雑度緩和の観点から,観光者にどのような情報を付与すれば,観光地の混雑度を分散できるかについて,研究を行った.マルチエージェントシミュレーションを利用した分析結果から,待ち時間や観光地の収容キャパシティに対する混雑度の情報をうまく与えることで,混雑度が緩和されることが示され,さらに多くの情報を負荷しても,分散化にはつながらないことが示された.