表題番号:2021C-148
日付:2022/02/12
研究課題テラヘルツ波のランダム表面散乱についての研究
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 基幹理工学部 | 教授 | 川西 哲也 |
(連携研究者) | 理工学術院 総合研究所 | 招へい研究員 | 稲垣惠三 |
(連携研究者) | 理工学術院 | 学部4年生 | 吉野理玖 |
- 研究成果概要
- Beyond 5Gや6Gではさらなる高速伝送を実現するためにテラヘルツ帯・ミリ波帯の活用が積極的に検討されている。このような周波数帯では、波長が1ミリメートル以下となり、身の回りの平坦に見えるものがもつ微小な凹凸による散乱が問題となり得る。本研究では身近なものによるテラヘルツ波の散乱・反射特性を把握することを目的として、建材などを想定した表面からのテラヘルツ波散乱のモデル化と基礎実験を行った。散乱波は直接反射波に比べると微小であるので、金属による反射の影響を防ぐために、木材とプラスティックで実験装置を組み、75-110GHzの周波数帯における散乱測定を行った。理論予測と同等の散乱波の実測に成功した。