表題番号:2021C-128
日付:2022/02/02
研究課題イジング計算機による「新しい生活様式」の実現
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 基幹理工学部 | 教授 | 戸川 望 |
- 研究成果概要
- Soceity5.0を実現する産業分野では数多くの「組合せ最適化問題」が存在し,その高速・実時間解法が最大の困難点と言われる.一方,量子アニーリングマシンをはじめとする「イジング計算機」が注目されていており,イジング計算機の活用が期待されている.本研究では,厚生労働省で示された「新しい生活様式」を実現すべく,密集・密接・密閉(3密)を回避する生活様式ならびに行動様式を「組合せ最適化問題」に定式化し,これらをイジング計算機によって解法することを目的に,QUBOによる定式化ならびに実イジング計算機による評価を行った.評価の結果,従来方式に比較して,計算時間や収束性 において優位性が確認できた.