表題番号:2021C-121 日付:2022/03/12
研究課題会社経営支配権維持のための法的手法の多様化と会社法・資本市場法上の課題の検討
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 商学学術院 商学部 教授 中村 信男
研究成果概要
 本研究は、無議決権株式やDual Class Stock等の利用により、会社経営支配権を確保する法的手法が多様化し、少数出資者でも株式会社の経営を支配することが可能となっていること(少数出資支配株主)を踏まえ、会社法・資本市場法上の理論的課題の解決方策を探るため、当該法的手法の理論的・法政策的妥当性、少数出資支配株主による居座り・利益搾取に対する法的規律、経営支配に伴う少数出資支配株主の法的責任と非支配株主の法的保護に関する法的規律のあり方を検討した。また、本研究を基に科研費・基盤研究(C)「少数出資会社経営支配を可能にする法的スキームと会社法・資本市場法上の規律のあり方」(2022年度~2026年度)を申請し、採択となった。