表題番号:2021C-113 日付:2022/03/09
研究課題デジタル時代の制度的同型化に関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 商学学術院 商学部 助手 古田 駿輔
研究成果概要
 制度的同型化は、長年、新制度派組織論における中心的な概念であり、多くの実証研究が積み重ねられてきた。しかし、制度的同型化はアナログ時代を前提とした同型化現象であり、デジタル時代では組織の同型化現象は異なる可能性がある。この点を踏まえ、本研究の目的はデジタル時代における制度的同型化はアナログ時代の制度的同型化と何が異なっているのかを明らかにすることである。デジタル時代の制度的同型化は社会の不安定を前提としており、従来の実践が再び正統化される可能性がある。この視点はアナログ時代の制度的同型化には見られない組織事象であり、デジタル時代特有の組織事象であることが明らかになった。