表題番号:2021C-111 日付:2022/03/31
研究課題有効な組織変革の進化論的解明
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 商学学術院 商学部 教授 大月 博司
研究成果概要

組織変革の進化論的な説明は,個別組織のミクロ的な進化モデルと環境を所与としたマクロ的な組織エコロジーの進化モデルに大別できる。そこで,有効な組織変革を対象とする場合,問題となるのは分析軸と時間軸をどのように設定すべきかである。いずれの場合もそのレベル次第で成果の内容が異なるからである。有効生は目的の達成度を意味することから,ここでいう有効な組織変革は,変革の成果が判明すると中長期のものとする。そして,分析軸は実践性を目指すことからミクロ的なモデルの探求となる。しかし,マクロ的な進化との「共進化」が既に指摘されていることから,本研究はミクロ・マクロ問題の新たな視点解明が図られるのである。