表題番号:2021C-103 日付:2022/03/19
研究課題英語スピーチアクトコーパスの整備拡充と英語教育並びに国際交流活動に於けるその活用
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 商学学術院 商学部 教授 鈴木 利彦
研究成果概要
2021年度の研究として、8名の大学生を対象に4種類の英語スピーチアクト(感謝(Thanking)、謝罪(Apologizing)、依頼(Requesting)、招待(Inviting))に関する会話シナリオを作成してもらい(参考のために日本語でも会話シナリオを作成してもらった)、それらを分析した。
1. 感謝:感謝を表す主表現としては、Thank you for …を使った者が一番多く、5名が会話シナリオで使用した。次がThanks for …で、2名の使用があった。1名はYou didn’t have to …というサブストラテジーで感謝の意を表した。
2. 謝罪:謝罪を表す主表現として、Sorryを使用したのが2名で、その他は1名ずつがI'm sorry 、I’m sorry for、I’m so sorry、I’m really sorry、I am really sorryを使用し、残りの1名は「出来事の説明」というサブストラテジーを使用して謝罪の意を間接的に表した。
3. 依頼:依頼を表す主表現として、2名がCould youを使用し、その他は1名ずつ異なる定型表現並びに表現を使用した(Would you mind、do you mind if、Would you、疑問文(How do you say)、Can I、would you like to ... if you don't mind)。
4. 招待:招待を表す主表現として、3名がWould you like toを使用し、その他は1名ずつ異なる定型表現並びに表現を使用した(相手の都合を訪ねる疑問文、You should come、I’m wondering if you would like to、Would you come、I will、ビデオチャットの予定日時を記した語句のみ)。