表題番号:2021C-077 日付:2021/12/12
研究課題青年・成人における達成動機づけとアタッチメントの関係
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 教育・総合科学学術院 教育学部 教授 上淵 寿
研究成果概要
本研究の目的は,アタッチメントと達成動機づけの関連の内,特にアタッチメントスタイル--キャリア自己効力感--キャリア探索の連鎖を再確認し,その間接的・直接的効果を検討することである。275名の日本人大学生に質問紙調査を実施した。先行研究を参考にデータに対しモデルを構築し適合度指標は,全体的に良好だった。自己効力感に対する親とピアのアタッチメントスタイルの効果はどちらも有意ではなかった。だがピアのアタッチメントスタイルがキャリア探索に与える効果は,有意な傾向が見られた。この結果から,アタッチメントスタイルとキャリア探索の関係は,青年期・成人期のアタッチメントと探索の関係の一部として理解できた。