表題番号:2021C-068 日付:2022/04/06
研究課題フランス革命前夜のヴェルジェンヌ外務卿とルイ16世との往復書簡に関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学学術院 文学部 教授 森原 隆
研究成果概要
本研究は、2020年度科学研究費基盤研究(c)に採択された、近世・近代フランス外交政策に関する総体的な研究の補助研究として計画したものである。研究代表者は、近年、主たる研究テーマとして、フランス外交書簡を中心に文書・文献史料の渉猟と解読をとおした近世フラン外交政策の解明をすすめている。 本年は、コロナ禍の問題のため、当初計画していたフランスに現地調査に出かけることができず、主にすでに入手済みの外交史料や研究文献の分析によって、本研究を遂行した。本年は、ルイ16世との往復書簡などを通して、外務卿ヴェルジェンヌが1781年の宰相モールパの死で最高実力者となり、アメリカ独立戦争やオランダとの同盟関係を推進してゆく過程を克明に分析した。研究成果として以下の論文を執筆した。