表題番号:2021C-043 日付:2022/11/25
研究課題 日本における法曹倫理理論の確立に向けた発展研究―第三者に対する誠実義務
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 法学学術院 大学院法務研究科 教授 石田 京子
研究成果概要

本研究は、弁護士を中心とする法律専門職の第三者に対する誠実義務―特に相手方を含む第三者への配慮義務―の理論的根拠について、検討を行うものである。主に2つの視点から、主に文献調査を行った。一つ目は、国内の弁護士、司法書士、社会保険労務士についての懲戒事例・裁判事例を検討することである。二つ目は、欧米の弁護士に関する事例の検討である。後者については、アメリカの弁護士倫理の標準規則であるABA模範規則と、EUの弁護士倫理の標準規則であるCCBE基準を参照しつつ、日本法との比較検討を行ってきた。