表題番号:2021C-039 日付:2022/02/12
研究課題都市再開発と区分所有法制
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 法学学術院 大学院法務研究科 教授 鎌野 邦樹
研究成果概要
本特定課題研究は、わが国の都市再開発における区分所有法制のあり方を考察するものである。本研究を通じて得られた成果は、次のとおりである。①今日の都市の在り方は、SDGsでいう「住み続けられるまちづくり」および「持続可能な人間居住」でなければならない。②この点は、わが国の再開発事業についても当てはまる。③再開発事業において再開発後の建物は区分所有建物であり、その用途は、店舗・事務所・住宅等と多岐にわたる。その権利の調整は区分所有法に基づくが、その区分所有者間の管理(共用部分等の変更を含む。)は円滑になされるのか、将来、建物の更新(建替え等)は円滑になされるのか、そのためにはどのような方策が採られるべきかが課題となる。