表題番号:2020R-050 日付:2021/04/03
研究課題ゲノム編集技術を応用した老化とがん化の共通原理の解明
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 人間科学学術院 人間科学部 教授 千葉 卓哉
研究成果概要

CRISPR-Cas9システムによるゲノム編集技術およびRNA干渉法をもちいて、インスリンシグナル関連分子の機能を改変した細胞株を樹立した。マウス線維芽細胞由来3T3-L1細胞は、脂肪細胞様細胞への分化誘導法が確立された細胞株である。この細胞に対して我々が単離した新規遺伝子の機能を破壊し、そのことが脂肪細胞への分化とオートファジーに対してどのような影響を与えるかについて解析した。その結果、一定の条件下において、この遺伝子が欠損することにより脂肪細胞への分化とオートファジー制御が変化することが示唆された。