表題番号:2020R-040 日付:2021/02/16
研究課題映像センシングによるスポーツ選手の3次元動作取得システムの実現
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 大学院情報生産システム研究科 教授 池永 剛
(連携研究者) Xidian University Researcher Xian Cheng
(連携研究者) Nanjing University Lecturer Qin Liu
研究成果概要
多様なスポーツ競技に対し、高度な戦略立案やプレーの評価を可能とするスポーツ解析システムの実現を目的として、ビデオカメラから撮影した実試合/競技の映像を入力としたスポーツ解析技術の検討を行った。バレーボールのスパイクの高さを自動取得に関しては、身体部分の分類と観察モデルに基づくオクルージョン検出手法を考案し、92.86%の精度で、平均誤差7.45cmでスパイクの高さを検出可能であることを確認した。フィギュアスケートのジャンプ動作時の3D姿勢推定に関しては、時間的な滑らかさと尤度分布に基づく離散確率ポイントの選択手法、マルチパースペクティブと組み合わせの統合に基づく大規模な会場の3D再構成技術、空間信頼点群と複数の制約に基づく人間の骨格推定などを考案し、関節レベルで92.96%、体全体で82.32%の精度で3D姿勢推定可能なことを確認した。本研究に関連する成果として、1件のIEICEの英文誌、6件の国際会議に採択された。