表題番号:2020R-037
日付:2021/04/08
研究課題受容体型チロシンキナーゼの切断による抗体医薬耐性獲得機構の解明とその克服への試み
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 先進理工学部 | 教授 | 仙波 憲太郎 |
- 研究成果概要
- 我々は膜貫通型セリンプロテアーゼ(TTSP)であるTMPRSS4がERBB2を切断・活性化させることで腫瘍形成に寄与することを明らかにした。プロテアーゼ阻害剤はコロニー形成を抑制したが、現在臨床に使用されているプロテアーゼ阻害剤では、in vivoの腫瘍抑制効果がない。そこで、TMPRSS4に特異的で強く活性を抑制する化合物の探索を目的としたスクリーニング系を検討した。ERBB2のN末端に容易に定量可能なタグタンパク質を融合し基質として用いることで、TMPRSS4に切断され遊離した細胞外ドメインが充分な感度で検出され、これを用いた高感度のスクリーニング系を構築することができた。