表題番号:2020R-020 日付:2021/04/11
研究課題クラウドソーシングを活用した持続可能な状態監視システムの構築・運用法に関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 基幹理工学部 教授 小川 哲司
研究成果概要
人の意思決定支援を目的とした映像監視システムは,1)少量データで構築可能,2)持続的に運用可能,3)予測結果の根拠を説明可能,であることが求められる.本研究では,ユーザ(専門家)の意思決定プロセスに係る知識をニューラルネットワークに組み込むことで,これらの要件を満たすシステムを構築・運用するためのフレームワークを確立することを試みた.提案フレームワークに基づき映像監視による繁殖牛の分娩予兆検知システムを構築し,少量データ・環境変動に対して頑健な予兆検知性能と畜産業従事者に対する予測根拠の解釈可能性の両面においてend-to-endアプローチで構築したシステムに対する有効性を明らかにした.