表題番号:2020R-012
日付:2022/03/10
研究課題最悪な選択と回避方法の臨床心理学的検討
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 文学学術院 文学部 | 教授 | 竹村 和久 |
(連携研究者) | 早稲田大学 | 招聘研究員 | 井出野尚 |
(連携研究者) | 早稲田大学 | 招聘研究員 | 玉利祐樹 |
(連携研究者) | 早稲田大学 | 招聘研究員 | 村上始 |
(連携研究者) | 早稲田大学 | 非常勤講師 | 川杉桂太 |
(連携研究者) | 早稲田大学 | 博士課程学生 | 劉放 |
(連携研究者) | 早稲田大学 | 博士課程学生 | 李芝林 |
(連携研究者) | 東京医科歯科大学 | 教授 | 高橋英彦 |
(連携研究者) | 東京工業大学 | 准教授 | 中丸麻由子 |
(連携研究者) | 北里大学 | 教授 | 岩滿優美 |
(連携研究者) | 敦賀病院 | 副院長 | 轟慶子 |
- 研究成果概要
本研究は、個人意思決定や家族集団の決定で最悪な選択肢を採択してしまう臨床心理過程(以下最悪な意思決定と呼ぶ)を明らかにし、それを回避するための方法を、臨床心理学、神経科学、意思決定科学の知見を統合的に適用することによって検討し、臨床的な提言を行うことを目的とした。最悪な選択肢というのは、意思決定者あるいは集団の成員が事後的に最も望ましくないと思える選択肢を選んでしまうような決定である。本研究では、具体的には、1)意思決定場面での最悪な選択は何かということについての実態把握(事例、質問紙調査、行動観察研究)、2)意思決定場面で最悪な選択肢を選ぶ状況要因と個人差要因の質問紙法、行動観察、心理実験による解明、3)最悪の選択肢を選んでしまう心理過程の計算論的モデルの意思決定科学研究と妥当性研究、4)最悪の選択を回避するための方法の意思決定科学からの研究と臨床心理学的検討を行った。